アルベロベッロ 昼
アルベロベッロ・・・かつて開拓のために集められた農民によって造られた『トゥルッロ』(複数形が『トゥルッリ』)と呼ばれる伝統的な家屋が立ち並ぶ世界遺産の街。日本の白川村と姉妹都市である。
バーリから電車で1時間半程の街アルベロベッロ。この街で暫く滞在してアルベロベッロの魅力をしっかりと堪能してきました。
この街に着いてこの景色を見たときは自然と顔がほころびました。
一面にこの可愛らしい屋根がたくさん並ぶ景色はどれだけ見てても飽きません。
そしてアルベロベッロのトゥルッロが立ち並ぶ地区は本当にコンパクトで観光客にはとても都合が良いです。
街に入ると連なる美しいトゥルッリや
とても可愛らしい町並みが見られ女子ウケ間違いなし。
そしてお店の飾り付けがすごい。
店頭にはお土産が飾ってありそのデザインまで可愛らしい。
ちなみに店仕舞いの時間になると店頭のお土産や飾り付けの一部を店内に入れてしまうので、早朝などの店の営業時間外は街の様子がガラッと変わります。
街のチーズ屋さん、アルベロベッロ名物はブッラータというチーズ。とても美味しいです。
こんな可愛いものも見つけられます。
屋根についてる煙突みたいな部分まで可愛らしい。笑
この街にいると屋根ばかり見てしまいます。
奥の屋根にはおひさまのマーク。
他にも多くのデザインがあります。
街にはたくさんの鮮やかな花があり、街に彩りを与えてます。
地区の少しはずれに双子のトゥルッロ発見。笑
トゥルッロ群が立ち並ぶエリアから出るとこんな感じの街。
トゥルッロと同じように白を基調とした家が大半。
そしてここが王様のトゥルッリと呼ばれる『トゥルッロ ソヴラーノ』。唯一、2階建てのトゥルッロです。
内部が有料で見学可能とのことで入ってみました。
昔のままの内部が再現されており、年代の古い部屋と新しい部屋が見られます。(上の写真は新しい部屋)
他にも庭や貴重な2階にも上がれました。
アルベロベッロの屋根のマークが書かれてます。
屋根の先端のデザイン。
それぞれに意味があり、『トゥルッロ ソヴラーノ』の係りの人に聞くと教えてくれます。
住居地区のトゥルッロ群に来ました。
ここは観光客が少なく、静かに町並みを堪能できます。
飾りがないので素朴感が増します。
もちろん、飾られている家もあり、お土産屋さんも少ないですがあります。
なかなか雰囲気がある通り。
この地区を歩くとこんな看板を見かけます。
観光シーズンだからか多くの家が見学できました。
イタリア語、ドイツ語、英語とわかりやすく書いてありますが肝心のフランス語はありませんでした。笑
というのもイタリアはこの時期フランス人がとても多く、どの観光地に行っても観光客の6割~7割がフランス人で、店員さんもフランス語を話す人をよく見かけます。
民家で昔の写真を見つけました。今と変わらぬ街並みが写ってました。
面白い家もありました。
石を並べる前のレアな状態の屋根。
少し町外れまで足をのばしてみます。
道の両サイドには石垣がありトゥルッロの屋根を感じさせます。
ポツンとあるトゥルッロは可愛らしい♪
トゥルッロは納屋や倉庫としての役割もあるそうです。
キノコ。笑
アルベロベッロっぽいです。
リゾート施設を見つけました。
施設のトゥルッロが並んでます。3つ?
4つ?
いや、たくさん。笑
なんか見る角度でどんどん増えてくるトゥルッロたち。
町外れもなかなか面白い景色があり楽しめました。
食事ですが、
オレキエッテというパスタが名物だそうでどのレストランでも食べられます。
雰囲気のある店内での食事も最高です^^)
そしてワインも有名だそうで、アルベロベッロではいろんなレストランで頂きました。
ほとんどこの地方でしか栽培されていない品種ネグロアマーロを使った赤ワインはとても力強さを感じました。果実味と渋味がしっかりとあり野菜の苦味と甘味にとても合うものでした。個人的にとても好きでした。
ここプーリア地方は野菜がとても美味しいことで有名です。
写真にある茄子とズッキーニは、ただグリルしてオリーブオイルと塩だけで味付けをしてありますが頬が落ちるほど美味しい♪
ちなみにオリーブの栽培も盛んなのでオリーブオイルも美味しいです。
そしてお勧めレストランはここ!
Trattoria Terra Madre
母なる大地という店名の通りとても美味しい野菜料理を頂けます。
お洒落な畑を見ながら食事ができます。
畑は栽培している野菜がわかるようにしてあります。
ここはすごい人気で初めは満席で入れなかったので、その場で予約をして次の日の席をとってもらいました。
実を言うと満席なのはわかっていて、予約をとるために店内に強引に入って行ったんですけどね。笑
ここでのワインが一番美味しく、一緒にキノットをもらいました。柑橘系の渋味のある飲み物と聞いて頼んだらほとんどコーラでした。
ただ、やっぱり渋味の効いたクセがあり少し違いますが、言われなければ違和感なくコーラとして飲めます。瓶にもコーラと書いてありますし。笑
運ばれてきたのはシンプルな味付け、そして綺麗な見た目の野菜料理。
その日の取れたての野菜を使ったコースを注文したのですが一人で食べるには量がありました。
この滞在ですっかりトゥルッロの屋根の虜になってしまいたくさん屋根の写真ばかりとりました。笑
最後に少しだけお気に入りの屋根を。
3つってのいうのがいいんですかね…
空が綺麗だといっそう映えます。
これも3つ。屋根の間隔がベスト。
先のデザインが好み。