hazimayo’s blog きままにヨーロッパ

ヨーロッパを思いのままに旅します。

サンテミリオン ワイナリー巡り

サンテミリオン・・・ボルドーワインの産地として有名な街。石畳の道や石造りの家が並ぶ中世の町並みが美しく、ワイン産地としては初の世界遺産登録をされた街。地区人口3000人に対して約300ほどのシャトーがあるワイン激戦区。

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憧れのサンテミリオン

サンテミリオンのワインが好きでフランスを訪れる際には絶対に来ようと思っていました。

というわけでここではワインを楽しもうと思います。

4日間でいろんなワイナリーを訪れて、美味しいレストランを楽しみます♪

 

街のインフォメーションで2018年のサンテミリオン地区のワイナリーブックをもらい、宿のスタッフにワイナリー訪問のお勧めを聞いたところプランを立ててくれました。

幸運にも宿泊した宿がシャトーヴァロンドローが経営するワインショップが運営しており、ワイナリーブックに載っていないヴァロンドローのワイナリーを予約してくれました。

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ワイナリーへは車をを出してもらいました。

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ここがヴァロンドローのワイナリー。

有名シャトーの割りにはとても質素な感じ。

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ワイナリー見学はこの部屋の前からスタート。

ヴァロンドローは1989年に誕生したまだまだ若いワイナリーですが、2012年にはプルミエ・グラン・クリュクラッセ(クラスB)に昇格した勢いのあるワイナリーです。ちなみにこのプルミエ・クリュクラッセサンテミリオンにある約300のシャトーの内18のシャトーのみが選ばれた最上級のワイン格付けです。

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部屋の前にはヴァロンドローのぶどう畑が広がります。メルローカベルネソーヴィニョン、カベルネ・フラン、コットが栽培されています。

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発酵用のステンレスタンクと樽タンク。

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瓶詰め用の機械。

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ここで樽熟成。普通ワインは熟成樽を数回使い回しますが、ヴァロンドローは全て新樽を使っています。

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中央フランス産のオークを使っているそうです。

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シャトーが設立して暫くはこのガレージでワインを作っていました。

収穫量が少なく小さなシャトーで作っているワインのことをガレージワインと言うのですが、ヴァロンドローはそのガレージワインの元祖。

そんなワイナリーの原点を見られて感激でした^^)

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最後に宿の隣にあるショップで試飲。

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サンテミリオンと言ったら赤なんですが、白のヴァロンドローブラン2016がとても美味しく購入。赤はもともと目を付けていたヴァロンドロー2011を購入。他にもセカンドのヴィルジニーや他のワイナリーのもの購入し日本に空輸。

 

実はこのショップでは到着した時にすでに10本もど試飲をしており味を確認していました。

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ヴァロンドローの関係者は皆さん優しくフレンドリーで、毎日いつでも試飲しに来てねって言われてました。

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優しくフレンドリーなスタッフとワイナリーで仲良くなったスコットランド人。

 

ヴァロンドロー見学のあとは、この二人のスコットランド人に誘われてもう一件ワイナリー見学に。

その前にランチということで寄ったモンターニュという村のレストランがとても良い立地でした。

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目の前にぶどう畑が広がり最高♪

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料理が来るまでテラス席の奥にあるテーブルを使わせてもらいワインを飲みました。

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モンターニュサンテミリオンのメゾン・ブランシュ2009がとても美味しく、これも後にショップで購入。

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そして、ここが次のワイナリー。シャトーテジエ。

ここはパーカーポイント100点を取ったことのあるワイナリーだそうです。ノーマークでした。笑

真ん中の人はヴィニュロンと言ってワイン生産者です。この方もスコットランド人で知り合いだそうです。

ツテでの特別訪問らしく、この出会いに感謝です。

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残念ながらここまでにワインをたくさん飲み、アルコールの弱い自分はすでに頭がまわらず全く説明が頭に入ってこなかったです(^-^;

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一通りの説明の後にテイスティングルームに案内されました。

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本格的なテイスティングにテンションが上がりここでもまた飲みすぎました。笑

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なんとテイスティング用のボトルは全て自分達の為に詮を開けてくれました!

ただ個人的にカベルネ・フランがあまり好きではなく、ここのワイナリーはカベルネ・フラン推しなところがあったのであまり自分には合いませんでした。

 

この後は、ワインバーをはさんで夜ご飯をスコットランド人のヴィニュロンを含めた4人で頂きました。

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サンテミリオンから車で30分ほどのオーベルジュ・サン・ジャンという高級レストランへ。

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このランクまでくるとさすがに日本の高級フレンチと全く同じ対応でした。

スタッフも一つ一つの行動が丁寧で、話し方や表情がとても上品。

料理提供もまずはテーブル近くの台の上にプラッターにのった料理を置き、そこから一皿一皿丁寧に提供。

 

お客様への気の使いようもすごく、セレブ気分。

ここでもワインを4本程開け、この日はワイン三昧。

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次のワイナリーはサンテミリオンから徒歩移動。ガフリエールへ向かいます。

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サンテミリオンの街を出るとぶどう畑が広がっており、その中を10分程歩いて到着です。

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こちらもプルミエ・グラン・クリュクラッセ(クラスB)。

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このワイナリーの畑の隣はシャトー・オーゾンヌと言ってサンテミリオンの格付けのトップ4に入る有名シャトーの畑があります。

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ワイナリー内のステンレスタンクですが、見る角度で色が変わるという面白いものでした。

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ワインレッドからブラウンまで色の変化を楽しめます。

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ワインを寝かせている地下セラーがとても神秘的で美しかったです。

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最後は試飲タイム。

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3種類を試飲させてもらいました。

ここも自分には合わず購入はしませんでした。

 

自由に訪問できるワインセラー見学もサンテミリオンの街の中にあり行ってきました。

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クロ・デ・ムニュというワイナリーです。

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地下への階段を降りると埃を被ったワイン達が。

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展示用までちゃっかり置いてあります。

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更に下の階に降りると広い石壁のセラーがあります。とても埃くさかったです。

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壁一面にワインがずらーっと置かれておりとても良い画になります^^)

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生産年ごとに仕切られた部屋にワインが保管されています。

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中は思った以上に広く奥に行けば行くほど静かで気温が下がるのを肌で感じました。

サンテミリオンの多くは石灰岩でできているため、それを利用した地下室は涼しく湿度も一定に保て、ワインの保管にはとても適していることを感じました。