ルツェルン
ルツェルン・・・山と湖に囲まれた音楽の街ルツェルンには中世の建築が残っており、そのカラフルな旧市街の北側には、14 世紀に造られた 870 m の高さを持つ城壁、ムゼック市壁がある。
ルツェルンにやって来ました。
ここにはルツェルンフェスティバル目当てで来ました。
この音楽祭は約1ヶ月の間開催されており、世界トップクラスのオーケストラや指揮者、演奏家たちが集まり多くの観客を楽しませてくれます。
宿泊地は郊外のマルタース
この大きな教会がシンボルになっています。
ルツェルンまでは電車で15分程度で本数も20分に1本出ているのでとても交通の便が良いです。
4日間泊まったKreuzというレストランホテルの料理が最高で毎日夕食はここで食べました。
日本以外で初めてガスパチョを頂きました。
もともとスペインの料理なので本場ではないですが、日本と比べるととてもヴィネガーが効いてて少し驚きました。
面白いと思ったのは、このレストランは世界一周メニューがあり、各国の機内食をアレンジしたものを提供していること。
あとはワインが美味しかったです。
スイスのワインはあまり国外には出回らないので知らなかったのですが、ルツェルンの赤がとても美味しかったです。スイスはチーズ料理を含め濃い味のものが多いので、それに合わせた感じのしっかりとしたフルボディーの赤でした。
ピノ・ノワールもあり試しましたが、やはりこちらもしっかりとしてました。
肉料理だけでなく、魚料理も美味しかったです。
音楽祭の真っ只中のルツェルンの街に繰り出すとルツェルンの州旗やフェスティバルの旗がたくさん目に飛び込んできます。
そしてこの期間は世界中から集まった音楽家集団の演奏を路上で無料で楽しめます。
この日のルツェルンは15℃前後と寒かったのですが、2時間ほどいろんな国の音楽を楽しみました。
コンサートのチケットも2つ取りました。
1つは昼間の時間帯のカジュアルなもの。
こちらのルツェルンカルチャーセンターという近代的な建物での公演です。
ホールはコンパクトですが、4階まで席があり席数はかなりあります。
このコンサートは司会者付きで笑いありのエンターテイメントなものでした。ただ正装率が高く格式の高さを感じました。
公演は1時間で終了でした。
2つ目のコンサートは夜。
一気に高級感がでます。笑
こちらの公演は8割ほどはスーツにネクタイでバッチリ決め、国家行事並。そして年齢層が高い。
ホールは昨日と同じですがステージの後ろも観客席として使われてました。
自分は最上階の席でしたが、上から見るのでオーケストラの全ての人をしっかりと見られるのが良かったです。
演奏はさすがという感じでした。
一番感じたのは、小さい音がとても綺麗で繊細でした。
こちらは二部制で、合間に30分程のブレイクタイムがあり、皆さん最上階のテラスでバータイムを楽しんでました。
現金を持ってない自分は何も買えずでした。笑
コンサートはブレイクタイムを合わせて3時間の公演で、知らない曲でしたが楽しめました。
おそらく第1楽章から最終楽章までを演奏してました。
最後はアンコールで、ドラマ『のだめカンタービレ』のシュトレーゼマンが登場するシーンで使われた曲《モンタギュー家とキャピュレット家》が演奏され、誰もが知っている曲に会場は一番の盛り上がりでした。
この曲は生で聞くととても迫力がありました。大きな音の波がそれも複数の波が一気に押し寄せつきて鳥肌ものでした。
こんなに格式の高いコンサートは初めてだったので、拍手のタイミングと長さやアンコールの仕方などコンサートのマナーを学べたのはすごくためになりました。
市内観光もしっかりさせてもらいました♪
市内でもっとも有名なカペル橋。
とても長い橋で、ヨーロッパではもっもと古い木造橋だそうです。
花のおかげであまり古さを感じない華やかな橋ですが、やはり中を歩くと歴史を感じました。
カペル橋の奥には似たようなシュプロイアー橋があります。中の作りは同じ感じですが、赤色の尖塔のある建物には祭壇があるのが特徴的です。
そして一際目立つ建物がイエズス会教会。
その奥の山が『竜の山』という異名を持ち、数々の伝説をもつピラトゥス山。
街を歩いているとどこからでも見えるこの白い城のような建物。
気になります。(シュプロイアー橋から)
とりあえず向かってみることに。
山の上にあるので少し登ります。
到着。
高級なホテルでした。
なんと隣に山を登るケーブルカーがこのホテルの為にありました。
このホテルからの眺めが最高でルツェルンの市内が一望できるビュースポット。
これが旧市街周辺。真ん中にカペル橋。
その旧市街の建物ですが、一件一件特徴的な可愛らしい建物が多くプラハのような…それよりは高級感があるそんな感じ。
こういう、だまし絵の家も多かったです。
そしてこれが旧市街の北側にあるムゼック城壁。
塔が9つあり、数ヵ所は入れるようなので行ってみます。
一番手前の塔の下に到着すると、城壁の北側に城壁に沿って伸びる道がありました。
城壁の北側は普通の住宅街が広がります。
城壁の塔の1つは時計台になっており、内部が見れました。
これで2つの音色の鐘の音を出しているようです。
塔の最上階ですが、梁が剥き出しでとても複雑な組み方。
景色は先程のホテルからより街を近くに感じられます。
そしてピラトゥス山がしっかりと望めます。
ただ、塔に登らなくても城壁から十分街並みが綺麗に見えます。
色付いている紅葉を発見。
確かにこの寒さなら納得。
湖の周りには綺麗で上品な建物が並びます。
港町なのでたくさんの船舶が停泊します。
汽笛が結構うるさいのが気になりました。笑
日中ルツェルンを歩いて感じたのは、上品なリゾート地だけあって半ズボンの人はなかなか見かけないということ。
服装も皆さん上品な人が多く感じました。
そして夜。
綺麗な街は夜も綺麗でした。
ルツェルンカルチャーセンター。
カラフルにライトアップされたHotel Schweizerhof Luzern。