コルド=シュル=シエル
コルド=シュル=シエル・・・天空のコルドという名前の通り、小高い山の上にある中世の面影を残す街。
フランス最後の観光はコルド=シュル=シエル。
この日は日曜日でバスが出ていない為、最寄り駅のコルド・ヴァンドラックから5㎞の道程を歩きます。
途中、萎れたひまわり畑が広がってました。
歩き始めて1時間強でコルド=シュル=シエルが見えてきました。
ちょうどこの日は麓の街でフリーマーケットがやっており、地元の人が店を出していました。
面白いものを見つけて立ち止まりました。
洗濯バサミでできたチェスです。
思わず写真を撮らせてもらいました。笑
山の上の街までは急な坂道が続きます。
街に入ると中世の面影を感じる可愛らしい建物が多く残っています。
本日の宿に到着。
D'Ici et D'AilleursというB&Bで、部屋からの眺めがとても良く、オプションにないことまで快くやってくれる優しいオーナーさんがいる最高の宿。
旅の中の一番の宿と言って良いほど。
荷物を置き、街を遠くから見渡せる場所を探しに行きます。
2時間程歩き回り探した結果、天空の街と同じくらいの高さの丘を少し離れたところに発見。
写真の奥にみえるのがその丘です。
ハイキングコースのような道に入り歩きます。
すぐに開けた場所にでて、
丘の上に到着。
コルド=シュル=シエルの街が綺麗に見えます。
コルドの街の周りは長閑な景色が広がっており、それも含めて絶景と感じました。
翌朝、日の出前に宿を出て丘へ向かいます。
まだ寝静まっている街は街灯のオレンジ色で照らされ、心落ち着く綺麗な景色。
丘を登っているうちにだんだんと空が明るくなってきました。
頂上に着くと空が茜色に染まりだし、日の出の準備。
色の移り変わりが激しいこの時間は景色から目が離せません。
気が付くと街はすべて朝日に照らし出されました。
建物が緩やかな山に沿って建っているので、屋根の後ろにまた屋根が見えてそれがどんどん奥まで続いているという景色が自分はとても好きです。そして道が家と家の間に通っているところは隙間ができていて、そのアクセントも良いなと感じます。
日が昇ってもまだ静かな街の中を通り宿へ向かいます。
宿の庭も綺麗ですが、
朝食スペースも素敵です。緑豊かな場所は時間を忘れさせてくれます。
テーブルの上いっぱいに朝食セット。
これで1人前なので驚き。
そしてナイフ、フォークはラギオール!
ちなみにここから100㎞程離れたところにラギオール村があります。だからかな。
朝食の後は街を散策。
一際静かで暗く、緑豊かな小路を発見。
ここには猫がたくさん。
かわいい猫を探しながら小路を楽しみました。
街の中で100年ほど前の写真を見つけました。
そしてこれが同じ場所からの写真。
街並みが変わらないことがわかります。
調味料から缶詰、サラミなどの食料品や可愛らしい雑貨を売っているLes Délices du Terroirという店の隣に
日本人の経営するアクセサリー店がありました。
手作りのアクセサリーも売っており、なんとこちらにきてからアクセサリーの作り方を勉強したそうです。
こんなところに日本人がいて驚き、長い立ち話をしてしまいました。
街の中には変わった飾りがあり、その1つのドラゴンのオブジェ。
民家の窓の部分に付いてました。
コルド=シュル=シエルの街を下り、周辺を散策。
コルド=シュル=シエルは実は細長い街で端から端はけっこうな距離があります。
そして周りには木がたくさん茂ってます。
朝登った丘と反対側から見たコルド=シュル=シエル。
全然見え方が変わり面白いです。
次の旅はフランスから鉄道でイギリスに渡り、湖水地方を楽しみます。