カルカッソンヌ
カルカッソンヌ・・・フランスではモンサンミッシェルに次ぐ人気の観光地でヨーロッパ最大の城塞がハイライト。『歴史的城塞都市カルカソンヌ』として世界遺産に登録されている。
この街の名前はボードゲームのカルカッソンヌで初めて知り、興味を持ちました。
カルカッソンヌへはトゥールーズから1時間かけて電車で向かいます。
駅に着き徒歩で30分程でシテと呼ばれる城塞都市が見えてきます。
手前には趣のある橋と川が流れており、この景色が目に飛び込んできた瞬間は美しさと城壁の迫力にとても圧倒されました。
まずは裏手に回りナルボンヌ門から入場します。
このナルボンヌというのはこの門から出た方向にある街の名前。これはポンペイ遺跡で得た知識ですが、昔は門から続く道の先の街が門の名前になったそうです。
城壁は二重構造になっており、城壁と城壁の間を歩くことができます。
この道をしばらく歩くことに。
円錐型の屋根とその色が可愛らしいです。
城壁内に入り一番初めに目にしたサン・ ナゼール・バジリカ聖堂がとても綺麗で入ってみることに。
内部は植物がたくさん供えられており、南国風。
今までたくさんの教会や聖堂を見てきましたが一番綺麗でした。供えられている植物の香りが漂い、なんだか南国にいるような雰囲気とステンドグラスの美しさ。とても暖かみのある聖堂でした。
聖堂を出て少し歩いたところで地元のおじいさんに黄色いサークルは見たかと聞かれ、見てないと答えたら案内された場所がここ。
黄色いサークルが幾重にも重なるアートが城壁に施されていました。
実はこの印が地面にあり、ここから見ると綺麗なサークルが現れるというもの。
別の場所からでは円には見えません。
近くで黄色い線を見るとすごくテキトーな感じ。
さすがに世界遺産なので取り剥がしのできるテープがはってありました。
次はコンタル城に入ります。
お城の中を一通り見て城壁の上を歩きます。
城壁の一部には石を落としたり飛び道具を使うための穴のある場所も。日本の城ととても似ていました。
シテを囲っている内側の城壁の上へもこの城から登れ、歩けます。
カルカッソンヌの城下町が眺められます。
城下町もシテと同様中世の街並みが残っています。
城壁の上からのシテの街並みも綺麗で歩くことのできる範囲は全部歩いてみました。
城壁の上から城を見ても綺麗でした。
大きな演劇場が城壁のすぐ内側にあり、けっこうな違和感。
シテの中ですが、
お菓子屋さんが多くありました。
どれも鮮やかで、見た目のインパクトがあるお菓子ばかり。こういった店がこの店だけではなくたくさん。
どれも美味しそうではなさそうですが、見た目は可愛らしくお土産には良さそうなものがたくさん。
あとここカルカッソンヌでは名物のカスレを頂きました。
カスレはソーセージやガチョウ肉、アヒル肉と白いんげんを土鍋で長時間煮込んで作る料理です。
味はミネストローネって感じで肉は美味しかったのですが、豆が最後まで食べきれなかったです。
フランスではカジュアルなレストランでもコースメニューがあり、基本は前菜+メイン+デザート。
コースで頼んでも2000円いかないくらいなのでけっこうお得。
ということでコースを頼んで、カスレの前に前菜で食べたのがブーダンのサラダ。
最初はあまり気にしなかったので普通に食べられたのですが、途中でブーダンってそういえば、、、となり検索してみるとやっぱり。豚の血と脂で作るフランスの郷土料理の腸詰(ソーセージ)の一種でした(--;)
検索した後は一口食べてダメでした。
結局カルカッソンヌは朝から丸1日観光して夕暮れと共に帰りました。
駅までの道が夕日のおかげで美しく、疲れも忘れて30分の道を歩くことができました^^)