ポンペイ
ポンペイ・・・西暦 79 年のヴェスヴィオ山の大噴火で大量の火山灰と軽石に埋もれた街。
滞在地をナポリに移し、今日は電車で30分強のポンペイにやってきました。
広大な遺跡のため朝一番で入場。丸1日かけて遺跡を巡ります。
まず、周りを塀で囲まれた『大運動場』から。
中に入ると緑の芝が広がっており、とても広さを感じます。
施設内には、展示物がたくさんありました。
印象に残ったのはパンと
サイコロ。
以前スロバキアの古城でもほぼ同じでデザインで同じサイズのものがあったのでとても印象的。
綺麗な庭のある『ヴェヌスの家』では建物の名前の由来となったヴィーナスが描かれた壁画。
ポンペイには多くの壁画が残ってました。
野良犬もたまに見かけます。笑
『ノチェーラ門』から出るとそこにはたくさんのお墓があり墓地となっていました。
ポンペイは葡萄の栽培も盛んだったのか葡萄畑がたくさん再現されてます。
『ノチェーラ門』の近くには有名な『避難者の菜園』があり、石膏になった被災者たちが安置されてました。
最後の瞬間があまりにも生々しい光景は、今でも写真を見ると心苦しくなるものでした。
ポンペイの建物の壁画にはたくさんの動物を見つけることができます。
掲示板として使われていた壁もところどころで発見。
綺麗な大理石がしっかりと残っているところも。
ここは居酒屋だった場所ですが、奥にはポンペイの赤が使われた壁画があり目にとまりました。
壁も装飾が一部綺麗に残っている建物があり見学。
とても繊細で美しいデザインでした。
街の中心辺りの高台からですが、建物がひしめきあっているのがわかります。
これが広大な敷地に広がっているので全てをまわるのには時間がかかります。
次は『スタビアーネ浴場』を見学します。
2つの浴場と水呑場、それに
床暖房までしっかりと完備されていたそうです。
ちゃっかり素敵な天井の壁画でした。
ポンペイでは壁画だけでなくモザイクタイルもたくさん見ることができます。
玄関のスロープに''猛犬注意''というこのようなモザイクタイルが各所で見受けられました。
これも実は、
モザイクタイル。
これを見つけたら『牧神ファウヌスの家』です。
ここには、高校の世界史でお世話になった"イッソスの会戦図"がありました♪
ダレイオス1世と
アレキサンドロス大王です。
この図は今でもしっかり覚えており、ここから発掘されたと思うとレプリカながらとても興奮しました。
開けた場所『フォロ』と呼ばれる多目的広場にやっと辿り着きました。
一番観光客が多く、いろんな施設がこの周辺に集まってます。
奥にはこの街を滅ぼす原因となった火山『ヴェスーヴィオ山』が見えてます。
フォロにあった銅像ですが、
よく見ると不気味。
顔にミイラみたいな巻物をしている人や、
胸から人の顔が出ている人が。。。
また、あえて顔半分がないのか欠けたのかよくわからず、とても奇妙な銅像でした。
『フォロの浴場』では壁にこんな石像があります。ここは脱衣場で、この石像と石像の間の隙間に衣服を置いたそうです。
ここ『バジリカ』は、裁判や会議、集会などで使用された場所です。
『フォロ』からだいぶ離れ、街のはずれの『秘儀荘』まで来ました。
ここの家の壁画はポンペイの赤を使ったものが多くとても鮮やかで保存状態もいいものが多く感じました。
この壁画はディオニッソスの秘儀という信仰への入信の様子だそうです。
この家の窓に扉が残ってました。
ポンペイの街を歩いているとこのようなパン屋がいくつかあります。
有名な犬の石膏がたくさんの石膏と一緒に安置されてました。
この机の足が面白い。
動物の足になってます。
ポンペイには保存状態の良い綺麗な壁画がたくさんあり、それも見所だと思いました。
石柱が綺麗に並ぶここの隣には、
半円形の『小劇場』があります。
音響効果が良いそうで、手を鳴らす人がたくさんいました。
近くには『大劇場』もあります。こちらは遠くから見るのみでした。
夕暮れも近づき静かになります。
高台から街を眺め、
最後に『円形闘技場』へ向かいます。
夕日に照らされてよりオレンジ色に。
アレーナを自由に歩けるのはすごい。
形もしっかりと残っており当時の様子が垣間見える気がしました。
内側の石壁の上に彫ってある文字が残っていることから保存状態の良さが感じられました。
スタッフに追い出される形で円形闘技場をあとにします。笑
営業時間ギリギリまでつかって、入れるところはなんとか全部見学しポンペイをくまなく観光できました。
before
砂利道を1日中歩いた足はとても汚くなりました。笑
after
もちろんしっかり洗いました^^)
車窓から綺麗な夕日を見ながらナポリへ。