ヴェローナ
ヴェローナ・・・シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』の舞台となった街。市街地の中心にある巨大な古代ローマ時代の円形闘技場『アレーナ・ディ・ヴェローナ』はコンサートやオペラ公演の会場として有名。
オペラを見ようと思いヴェローナに少しの間滞在。
アレーナでは夏の期間限定で屋外オペラを楽しめるということでやって来ました。
昼間にホテルから近い範囲を散策してみました。
一際目立つ橋が目に入り通ってみました。カステルヴェッキオ橋というお城に付随する橋。一度全て破壊されて再建した橋だそうですがとても魅力的な橋でした。
丘の上に立派な建物が見えましたが、遠そうだったので行くのは諦めました。笑
そしてこれがアレーナ・ディ・ヴェローナ。
遠目でも迫力があり存在感抜群。周りをぐるりと歩いてみます。
ここだけ外壁のアーチが残っていました。もともとはぐるっと一周このアーチがありましたが地震で倒壊したそうです。ということで貴重な外壁。
周りにはたくさんの舞台道具が置いてありました。右側の2つの塔は自分が見る『トゥーランドット』で使うものです。
すごい量でした。
それもそのはずで、夏場限定の屋外オペラはほとんど毎日公演があり、内容も日替わりなので
これだけの量になります。
アレーナの前の空いてるスペースにもエジプト系の舞台道具が。
自分としては明るいうちにこういう道具を見られるのはとても良いなと思い、たっぷり楽しませてもらいました。
料理がですが、ヴェローナはお米が美味しいと聞いてポルチーニ茸のリゾットを注文。
驚きました!日本のお米とほとんど同じ。粒も大きくてとても美味しく頂きました。
料理はこれも頂きました。おっきな海老を使ったパスタ。値段相応の美味しさでした。
『トゥーランドット』公演の日の夜ですが
雨が降っちゃいました。。。
屋外オペラなので、演奏する楽器が濡れるのは絶対にNGということでほんの少しでも雨が降っていたら中止です。
ただし、雨が止むまで一時中断や時間の延期などの措置はあります。
それでも開演近くになるとたくさんの人が入ってきました。
雷が近くに落ちる程の雷雨でしたが、奇跡的に開始時刻の9時半直前に止み、夕焼けも見えました。
この日は綺麗な満月も顔を出し、公演直後は一方は夕焼け空もう一方は満月という自然の演出付きでした♪
オーケストラが準備している最中から舞台の劇は始まります。もちろんサイレントですが。
席からは舞台が近く間近で見られたのはとても幸運でした。
普通字幕は前の座席の背の部分にありますが、ここは舞台側の誰も座っていない客席の左側と右側の一番上にありました。
『トゥーランドット』の舞台、中国の紫禁城をバックに広いステージが作られ、そこを埋める百人を超える役者の歌声に圧倒されました。
『トゥーランドット』は聞いたことありましたが、劇と歌声を合わせるととても中国風な曲調に聞こえてきました。オーケストラの演奏だけだとそうは感じないのにすごく不思議でした。
この閉幕後のなりやまない拍手と会場の一体感がオペラの醍醐味の1つだと思います。
なかなか会場を去るのが名残惜しかったです。
ということでギリギリまで残ってました。笑
舞台のセットはこんな感じ。
名残惜しくも退場。ここは、自分が入場したゲートです。13番ゲートと書かれており、驚くのはゲートナンバーが70番まであること。ただ、この公演では全ては使っていません。
ライトアップされたアレーナも綺麗でした。
帰りに素敵な時計を写真におさめました。
ちなみに時計は素敵ですけど、時間は狂ってます。笑