グルノーブル
グルノーブル・・・スイスとイタリアに近いフランス南東部の都市。山の麓に位置するグルノーブルはウィンタースポーツが有名で、近くに数多くのスキー場がある。バスティーユ要塞まで向かうリフトLes oeufs(卵)が観光名物。
スイスからフランスに移りました。
ここグルノーブルには観光名物のかわいい卵を見に来ました。
ただ、先にどうしても観たい場所が近郊にあり向かいます。
着いたのはヴォアロンという街。
ここに来た理由はシャルトリューズというリキュール。
昔このリキュールを調べた時に2名の修道士しかレシピを知らないということを知りとても興味を持っていました。
日本ではカクテルの材料ぐらいでしか聞きませんが、こちらでは食前酒や食後酒として普段からストリートで飲まれるようです。
ヴォアロンには元シャルトリューズ蒸留所があり、シャルトリューズの歴史や作り方の説明をガイドツアーで聞くことできます。
調合する薬草や根、スパイスのことをボタニカルっていうそうなんですが、それが展示され匂いを試すことができます。
もともとはエリクサーと呼ばれる不老不死の薬として作成されたものがシャルトリューズヴェールでなんと130種類のボタニカルを使って作られています。後にシャルトリューズジョーヌが作られました。
地下には世界一長いリキュールの地下貯蔵庫がありたくさんのシャルトリューズが保管されています。
歴代のシャルトリューズたちも並んでいてテンションがあがります♪
コルクがとても歴史を感じました。
最後にヴェールとジョーヌの飲み比べがあります。どちらも飲んだことはあるのですが、飲み比べるのは初めてでした。
ヴェールは薬草が130種類入ってるのでかなり複雑な薬草感と後味がしっかり残りとてもスーっとしました。アルコールも55度なのでアルコール感もあります。
それに比べてジョーヌはヴェールより薬草は少なく、アルコールも40度。こちらは始めは甘さと軽い薬草の香りが鼻に抜け、後味はヴェールに似た感じが自分はしました。
その後はお土産を購入。
シャルトリューズの種類の多さにびっくりしました。日本では見たことのないものがあったので、とりあえず小さいものを6個買いました。
その他にもヴェールとジョーヌにはそれぞれVEPという長期熟成のものがありましたが高額で、尚且つ小さいものがなかったので断念しました。
大満足してグルノーブルの卵を見に行きます。
グルノーブルに着いて、リフト乗り場に向かいます。
このリフトが5個連なって動くのが珍しいですし、かわいいです。笑
これ意外に6人も乗れて、ギュウギュウ詰めって感じで上のバスティーユ要塞へ向かいます。
上の駅に着き展望台へ
グルノーブルの景色は綺麗でした。
国ごとに建物の雰囲気やデザインが変わるので、新しい国に入るといつも街並みに感動します。
このカップルの未来は安泰だな。
目の前に伸びる道が伏線に、、、
要塞の一部に入って見ました。
薄暗く、特に観光客もいませんでした。
という訳で卵ばっかり見て帰りました。
愛着のわくリフトでした^^)
ヘルンリヒュッテ
ヘルンリヒュッテ・・・マッターホルン登頂の基点となる標高3260mの山小屋。
今日はロープウェイのシュヴァルツゼー駅からヘルンリヒュッテを目指します。
シュヴァルツゼーを右手にハイキングコースに入ります。
ここからヘルンリヒュッテへの分岐までがなかなか急な坂で大変。
45分くらいで分岐点に到着。
前日にヘルンリヒュッテ方向からふざけた格好(近くのコンビニに行くくらいのめちゃめちゃ軽装)の人が歩いて来るのを見て、自分も行けると思いこの日に至ります。
目指すヘルンリヒュッテは稜線上の真ん中にあります。
ヘルンリヒュッテへのコースに入ります。
初めは緩やかな登り。
からの怖いスロープ。笑
海外規格のこの雑さが非常に怖かったです。
まだまだ海外の設備には信用が全くないです。笑
この後は少し登り。
反対側の斜面へ移りそこからはゆったりとした道が続きます。
気づかないうちに標高も上がっており、高度感を感じる景色が広がります。
ここからは本格的な登りになります。
そして雲の中に突入。
両手を使わないと難しいコースなので、さすがにカメラをリュックに収めて登りました。
振り返ってもどのコースで登ってきたかよくわかりません。笑
途中のこの階段がめちゃめちゃ怖かったです。
上はロープでくくられてますが、あそびがあります。下は砂に刺さってるだけでガタガタ揺れます。すぐ後ろは崖なのでとてもヒヤッとしました。
人口物が一番怖いと思いました。
この斜面を登りラストスパート。
雲でなかなかヒュッテが見えず、急に現れたときはもうすぐそこでした。
ヘルンリヒュッテ到着。
だいたい分岐点から2時間半ほどかけてゆっくり来ました。
残念ながら曇ってて全然周りが見えません。
もちろんマッターホルンも。笑
ここで、ヘルンリヒュッテ限定Tシャツと帽子を購入してしまいました♪
それと日本人のアルピニストと会い、一緒にマッターホルンにタッチしに行くことに。
全く知らなかったのですが、ヒュッテから10分程歩いたところにその場所があるそうで向かいます。
緩やかな道を登ってすぐに着きます。
この先の色と地形が変わっているところからマッターホルンです。
近くからは全くマッターホルンってわかりませんが、ここからがマッターホルンです。
でもこの近くはちょっとだけ危険でした。
上からクライマー達が落とした石が落ちてくるからです。
自分が居たときは小さな石が1つだけ落ちてきました。
ちょうどこの時は下山のタイミングで登頂を済ませた人達が数組降りてきました。
マッターホルンは早朝にヘルンリヒュッテを出て3時間程で登頂するそうで、ペースが遅いと午後は天候が変わりやすく危険なので途中で下山させられるそうです。
そしてこの山は1週間程かけて登山するそうです。標高の高い山なら高山病に慣れるために日にちを使いますが、マッターホルンはいろんな山を登りガイドがその人の力量を試します。
なぜならマッターホルンは登山では珍しくガイドと1対1で、二人はザイルで結ばれます。なのでもし1人が落ちたら道連れという訳でガイドもしっかりと登山者を見極めるそうです。
というマッターホルン情報を日本人の方から聞きました。山のことをよく知っていて、この後はいろいろと質問攻めをしました♪
専属ガイドをゲットしました^^)
日本人の方からスティックを1本貸してもらい一緒に下山スタート。
スティックで足への負担が全然なくなるのと、この急勾配を降りるのはスティック必須って感じで本当に助かりました。
下山と同時にだんだんと雲が少なくなってきました。
見晴らしがよく最高です。
下山は正直とても怖いと思ってましたが全くでした。
下山は写真を撮る余裕も景色を楽しむ余裕もしっかりありました。
ただ上を見上げるとなかなかの岩場。
登りの時に自分がカメラを収めたジャンプスポット。
少しだけ足場の無いコースをロープを持って飛び越える場所。隣が崖なので怖かったのですが、帰りは何ともありません。何が怖かったのかもわからないほど、、、
稜線をつたって降りてきました。
ここからは緩やかな道。
この道けっこう好きでした。
道の左手の景色も楽しみながら進みます。
だんだんマッターホルンにかかってた雲が切れてきました。
ヘルンリヒュッテもちょうど雲が切れて見えてきました。
稜線上を通って反対側の斜面に移ります。
斜面を移るとマッターホルンを眺める景色が変わります。
この後、人口のスロープを渡り分岐点に戻り、30分で出発点のシュヴァルツゼーに戻りました。
なかなかスリルのあるハイキングを楽しめました^^)
今日一のマッターホルン♪
マッターホルン・グレッシャー・パラダイス
マッターホルン・グレッシャー・パラダイス・・・ロープウェイで行く標高3883メートルのヨーロッパで一番高い展望台。万年雪と氷河の世界が目の前に広がり、そのテオドール氷河では通年スキーを楽しむことができる。
この日はツェルマットからロープウェイを乗り継いでマッターホルン・グレッシャー・パラダイスへ向かいました。
ツェルマットのロープウェイ乗り場付近からのマッターホルン。
自分はツェルマットからならここからのマッターホルンが1番好きです。
ロープウェイに乗ってどんどんマッターホルンに近づいていきます。
途中からは遠ざかって行きます。
見る角度が変わり初めて見るマッターホルンの形を楽しみます。
振り返るとツェルマットの街が見えます。
谷に沿って長細い街です。
標高2939mのトロッケナーシュテク駅から一気に1000m弱を氷河の上を越えながらロープウェイで上がりマッターホルン・グレッシャー・パラダイス駅に到着。
目の前にはスキー場があり、スキーを楽しむ人もたくさんいます。
この日は晴れていましたが風が強くとても寒かったのを覚えています。
反対側はこの景色。ちなみにマッターホルンは一番真ん中です。
この高さまでくるとマッターホルンを同じ目線で見られます。
ただ形は綺麗ではないです。
これがブライトホルン。
登頂隊が雪の上を歩いているのが見えます。
雪が崩れたらと思うととても怖い、、、
ブライトホルンにはここグレッシャー・パラダイスから行けます。
雪の上に一筋の線が見えわかりやすいです。遠くには雲の波が見えます。今ここは雲よりは上にいるようです。
ちなみにここ天候の悪い別日に行ったときは軽い高山病になりました。笑
その時に初めてこの標識に気付きました。
外国にしては注意書きがあってびっくりしました。
この時は風速28mの吹雪で視界がほとんどなく気温も-7℃でした。
まず、日本ではこの天候でロープウェイの運行はしないはず。しかし普通に運行してました(^-^;
ただ、強風で出発するタイミングを待つことはありました。
吹き付ける雪は凍りついてました。
この状況で気温5℃程度が限界の服装で来てしまったのでめちゃめちゃ寒かったです。笑
戻りのロープウェイを待つ時間がけっこうあり、寒そうにしている自分を係りの人が見つけ管理室に入れてくれました。
ここは暖房があって助かりました。
弱高山病もここで回復しました。
というマッターホルン・グレッシャー・パラダイスをあとにして、1つ下のトロッケナーシュテク駅へ。
トロッケナーシュテク駅からはマッターホルンに向かってハイキングし、シュヴァルツゼー駅を目指します。
このハイキングコースでは大小たくさんの湖を見ることができます。
このように氷河が溶けて湖を造ってます。
雪解け水は泥水のような色をしていて綺麗ではありません。
雪解け水が造る川もたくさんあります。
地面が変わった色をしていました。
焦げた石のように見えます。
荒涼とした道を歩いて行きます。
マッターホルンの麓まで意外に距離があり、なかなかたどり着きません。
途中、分かりづらい道もありますがこの目印を探して進みます。
反対方向から来る人とすれ違いました。
こういう道で人と会うとなんだか安心します。笑
やっとのことでマッターホルンの麓に到着。
麓の砂地には大きな穴がいくつか空いてました。
そしてマッターホルンの右肩(右の稜線上)にはヘルンリヒュッテというマッターホルン登頂隊が泊まる山小屋があります。
この麓からはどんどんとマッターホルンから遠ざかって行きます。
ここからは道が曖昧。笑
とりあえず、人の通ったあとを探して歩きます。
あとは、たまに出てくる目印を目指して。
この辺りはこのような不思議な形の石がたくさん落ちています。
こういう時に山岳ガイドがいたらいろいろ聞けて良いのになぁって思いました。
ここまで麓に降りてくるとマッターホルンの高さを非常に感じます。
道はだんだんと一面不思議な形の石だらけに。
こうなってくると目指したい方向にテキトーに歩きます。笑
橋があり汚い雪解け水の上を渡ります。
橋を渡るとここからは少しの登りになります。
ただこの終盤に来ての登りがキツく感じました。
坂を登りきって振り返ると雲行きが怪しくなっていたのだ先を急ぐことに。
左下にロープウェイ乗り場が見えてきました。
近くに見えますが意外とここから30分の道のりで山を2つ下ります。
そして、ロープウェイ乗り場の向こうに見えるのがゴルナーグラード。
なんとか雨が降る前にロープウェイの駅に戻ることができ、ツェルマットに着いた時には激しい雷雨になりました。
マッターホルンにどんどん近づいていき、マッターホルンの麓まで行けるトロッケナーシュテク駅からシュヴァルツゼー駅までのハイキングコースは、程よい距離と周りの景色といい、最高のコースでした。
今日一のマッターホルン♪
ゴルナーグラード鉄道
ゴルナーグラード鉄道・・・スイス最高峰のモンテローザや名峰マッターホルンが目の前に広がるゴルナーグラート山頂へ結ぶ登山鉄道。トンネルがなく屋外だけを走る路線で通年運行しているのが魅力。
マッターホルンの麓の街ツェルマットに来ました。
ここに滞在してマッターホルンを満喫します。
まずはゴルナーグラード鉄道へ。
スイスの登山鉄道の値段は非常に高く、このゴルナーグラード鉄道も往復1万とやはり高額でした。
自分は5日間滞在するので5日分のツェルマットピークパスを購入しました。
ゴルナーグラード鉄道に乗りツェルマットの街を越えるとだんだんと眺めが良くなってきます。
マッターホルンもだんだん近くに感じてきます。
氷河や雪山もだんだん迫ってきます。
途中からはだんだんとマッターホルンから遠ざかり、氷河や雪山に近づいて行きます。
そしてこの突き当たりが終点駅ゴルナーグラード。
標高3089mの駅に到着。
雪山と氷河のパノラマが正面に広がります。
そしてスイス最高峰のモンテローザ。
ちなみにモンテローザは連峰でいくつかの山の総称です。
景色を楽しんだ後は2つ下のリッフェルベルク駅までマッターホルンを見ながらハイキング。
少し下がって来ました。
ここに来る途中で若いアラブ系の3人組に携帯を取られ、そのままの格好でいろと言われ写真を撮られました。
どうやらこの画がよかったらしいです。
後で見たら確かに良い感じの写真で感謝してます。笑
ケルンだらけの場所に辿り着きました。
ここからは少し急な下りになります。
奥の池を目指して歩きます。
山あるあるですが、下るときはそうでもないですが、下ったあとに見上げるとなかなかの急な坂の岩場に見えました。
逆も言えて、登る前にこんなところを、、、と思っても登ってみると以外とそうでもなかったということがよくあります。
ハイキングすると、線路が近くに通っているので電車入りの写真がたくさん撮れるのも良いです。
鏡のように映ると評判のリッフェル湖に来てみましたが、全くでした(^-^;
昼間は風が吹きなかなか水面が穏やかになりません。太陽の位置も関係があるので、翌日の早朝に再チャレンジ。
反対側からは綺麗な景色が水面に映ってました。
景色を楽しんで進みます。
面白い写真が撮れました♪
マッターホルンが銃で撃たれたみたいに見えます。
目的地のリッフェルベルク駅が見えてきました。
この駅周辺には可愛らしい羊たちがいました^^)
翌日の早朝、再びあのリッフェル湖を目指します。
ゴルナーグラード鉄道でローテンボーデン駅に向かいます。
朝のマッターホルンは薄い雲をまとってなくとてもくっきりと綺麗に見えます。
リッフェル湖到着。本当に小さな湖です。
早朝は風がなく穏やかな水面。
そして太陽がまだ上がる前が一番綺麗に反射します(個人的な見解です笑)。
昨日はいませんでしたが、湖の周りにはたくさんの羊たちがいました。
実は少し下がったところにもう1つ湖があります。こちらはもっと小さな湖です。
そこではリアル鏡池な写真が撮れます!
小さい湖なので朝だと波も全く立たず、上下逆にしても全く違和感のない写真を撮ることができました^^)
ちなみに左上に月もおまけで一緒にいます。
昨日と同じようにリッフェルベルク駅まで下ります。
手作りマッターホルンを発見。
駅の近くでチャペルも発見。
雲まで十字。
このチャペルの後ろにはマッターホルンがあるのですが、
マッターホルン < チャペル
マッターホルン = チャペル
マッターホルン > チャペル
マッターホルン >>> チャペル
見る場所で大きさの比率がどんどん変わっていって、いろんな写真が撮れました。
この日はモルゲンロートを見られました。
朝焼けという意味のドイツ語で、マッターホルンの先が朝焼けで赤く染まる現象のことです。
夜明け前からスタンバイ。
まだ月がマッターホルンを照らしてます。
夜明けと共にだんだん赤くなってきまなってきます。
遠くから見るとこんな感じでロウソクのように見えます。
モルゲンロート。
一番赤くなった瞬間です。
その後はすぐにこんな感じになります。
赤くなり始めてから10~15分の間の出来事でした。
ルツェルン
ルツェルン・・・山と湖に囲まれた音楽の街ルツェルンには中世の建築が残っており、そのカラフルな旧市街の北側には、14 世紀に造られた 870 m の高さを持つ城壁、ムゼック市壁がある。
ルツェルンにやって来ました。
ここにはルツェルンフェスティバル目当てで来ました。
この音楽祭は約1ヶ月の間開催されており、世界トップクラスのオーケストラや指揮者、演奏家たちが集まり多くの観客を楽しませてくれます。
宿泊地は郊外のマルタース
この大きな教会がシンボルになっています。
ルツェルンまでは電車で15分程度で本数も20分に1本出ているのでとても交通の便が良いです。
4日間泊まったKreuzというレストランホテルの料理が最高で毎日夕食はここで食べました。
日本以外で初めてガスパチョを頂きました。
もともとスペインの料理なので本場ではないですが、日本と比べるととてもヴィネガーが効いてて少し驚きました。
面白いと思ったのは、このレストランは世界一周メニューがあり、各国の機内食をアレンジしたものを提供していること。
あとはワインが美味しかったです。
スイスのワインはあまり国外には出回らないので知らなかったのですが、ルツェルンの赤がとても美味しかったです。スイスはチーズ料理を含め濃い味のものが多いので、それに合わせた感じのしっかりとしたフルボディーの赤でした。
ピノ・ノワールもあり試しましたが、やはりこちらもしっかりとしてました。
肉料理だけでなく、魚料理も美味しかったです。
音楽祭の真っ只中のルツェルンの街に繰り出すとルツェルンの州旗やフェスティバルの旗がたくさん目に飛び込んできます。
そしてこの期間は世界中から集まった音楽家集団の演奏を路上で無料で楽しめます。
この日のルツェルンは15℃前後と寒かったのですが、2時間ほどいろんな国の音楽を楽しみました。
コンサートのチケットも2つ取りました。
1つは昼間の時間帯のカジュアルなもの。
こちらのルツェルンカルチャーセンターという近代的な建物での公演です。
ホールはコンパクトですが、4階まで席があり席数はかなりあります。
このコンサートは司会者付きで笑いありのエンターテイメントなものでした。ただ正装率が高く格式の高さを感じました。
公演は1時間で終了でした。
2つ目のコンサートは夜。
一気に高級感がでます。笑
こちらの公演は8割ほどはスーツにネクタイでバッチリ決め、国家行事並。そして年齢層が高い。
ホールは昨日と同じですがステージの後ろも観客席として使われてました。
自分は最上階の席でしたが、上から見るのでオーケストラの全ての人をしっかりと見られるのが良かったです。
演奏はさすがという感じでした。
一番感じたのは、小さい音がとても綺麗で繊細でした。
こちらは二部制で、合間に30分程のブレイクタイムがあり、皆さん最上階のテラスでバータイムを楽しんでました。
現金を持ってない自分は何も買えずでした。笑
コンサートはブレイクタイムを合わせて3時間の公演で、知らない曲でしたが楽しめました。
おそらく第1楽章から最終楽章までを演奏してました。
最後はアンコールで、ドラマ『のだめカンタービレ』のシュトレーゼマンが登場するシーンで使われた曲《モンタギュー家とキャピュレット家》が演奏され、誰もが知っている曲に会場は一番の盛り上がりでした。
この曲は生で聞くととても迫力がありました。大きな音の波がそれも複数の波が一気に押し寄せつきて鳥肌ものでした。
こんなに格式の高いコンサートは初めてだったので、拍手のタイミングと長さやアンコールの仕方などコンサートのマナーを学べたのはすごくためになりました。
市内観光もしっかりさせてもらいました♪
市内でもっとも有名なカペル橋。
とても長い橋で、ヨーロッパではもっもと古い木造橋だそうです。
花のおかげであまり古さを感じない華やかな橋ですが、やはり中を歩くと歴史を感じました。
カペル橋の奥には似たようなシュプロイアー橋があります。中の作りは同じ感じですが、赤色の尖塔のある建物には祭壇があるのが特徴的です。
そして一際目立つ建物がイエズス会教会。
その奥の山が『竜の山』という異名を持ち、数々の伝説をもつピラトゥス山。
街を歩いているとどこからでも見えるこの白い城のような建物。
気になります。(シュプロイアー橋から)
とりあえず向かってみることに。
山の上にあるので少し登ります。
到着。
高級なホテルでした。
なんと隣に山を登るケーブルカーがこのホテルの為にありました。
このホテルからの眺めが最高でルツェルンの市内が一望できるビュースポット。
これが旧市街周辺。真ん中にカペル橋。
その旧市街の建物ですが、一件一件特徴的な可愛らしい建物が多くプラハのような…それよりは高級感があるそんな感じ。
こういう、だまし絵の家も多かったです。
そしてこれが旧市街の北側にあるムゼック城壁。
塔が9つあり、数ヵ所は入れるようなので行ってみます。
一番手前の塔の下に到着すると、城壁の北側に城壁に沿って伸びる道がありました。
城壁の北側は普通の住宅街が広がります。
城壁の塔の1つは時計台になっており、内部が見れました。
これで2つの音色の鐘の音を出しているようです。
塔の最上階ですが、梁が剥き出しでとても複雑な組み方。
景色は先程のホテルからより街を近くに感じられます。
そしてピラトゥス山がしっかりと望めます。
ただ、塔に登らなくても城壁から十分街並みが綺麗に見えます。
色付いている紅葉を発見。
確かにこの寒さなら納得。
湖の周りには綺麗で上品な建物が並びます。
港町なのでたくさんの船舶が停泊します。
汽笛が結構うるさいのが気になりました。笑
日中ルツェルンを歩いて感じたのは、上品なリゾート地だけあって半ズボンの人はなかなか見かけないということ。
服装も皆さん上品な人が多く感じました。
そして夜。
綺麗な街は夜も綺麗でした。
ルツェルンカルチャーセンター。
カラフルにライトアップされたHotel Schweizerhof Luzern。
ブリエンツ ロートホルン鉄道
ブリエンツ・ロートホルン鉄道・・・1892年に開通した歴史ある鉄道。スイス国内でも数少ない蒸気機関車による運行は鉄道ファンを魅了している。また、静岡県の大井川鐵道と姉妹提携を結んでいる。
ユングフラウ地方最終日のこの日、少しだけ足を伸ばし鉄道でブリエンツまで向かいます。
ブリエンツでブリエンツ・ロートホルン鉄道に乗り換えます。
ブリエンツ・ロートホルン鉄道はユングフラウトラベルパスが使えないのでチケットを買いました。始発は割引があり、かなりお得に往復チケットが買えました。
安全の為、この車体の傾いた蒸気機関車に後ろから押してもらう形で標高差1678mを登っていきます。
結論から言うと、この鉄道は今まで乗った登山鉄道の中で一番よかったです。
ここまで標高差を感じられる鉄道は初めてです。
とにかく鉄道からの眺めが良いです。
そして上まで窓が開いてくれる車両とゆっくりと進む鉄道は写真を撮ったり景色を眺めるのには最高。
やっぱりここにも牛はいます。
あと、面白いのは手動でレールを変えること。
なので途中で列車を停めて、車掌が線路上に降りてレールを変えます。
一時間程かけて終点駅に到着。
ブリエンツ湖の特徴的な水色が綺麗。
ブリエンツ湖の向こうには今まで近くで見てきた山々が連なります。
ブリエンツ湖とは反対側の景色は低い山が多く異なる景観を楽しめます。
続く道を行くと山の頂上まで行けます。
360度見渡せるビュースポットがありました。
先には湖があり、トレッキングコースが続いてます。
頂上までは駅から20分ほどで来れ、とてもお手頃なトレッキングコースでした。
途中には眺めの良いレストランもありました。
トレッキングコースや駅からは眼下に蒸気機関車が上ったり、下るのを見ることができます。
今日は鉄道がメインで来たので、車内が混まないうちに帰ります。笑
安全の為、帰りは機関車が前から引っ張ります。
トンネルもいくつかあるのですが、帰りは煙が充満したトンネル内を窓を開けて進むので少し辛いです。
こんな感じ。
のんびりと景色を楽しめるロートホルン鉄道を満喫しました。
だいぶ早く切り上げて来たので、ブリエンツ湖をフェリーで楽しむことに。
ユングフラウトラベルパスにこのフェリーも付いているので無料で乗船。
ブリエンツの港をあとにします。
一番右のはげた山が先程までいたところ。
とにかく綺麗な湖の色ですが、見る角度や天候で色が変わり、移りゆく湖面を見るのも楽しい。
ライン川クルーズを思い出す、美しい建物。
目的地はインターラーケンオストなんですが、いくつか小さな街へも寄港します。
可愛らしい街も多く、全く退屈はしません。
ブリエンツ湖は長細く、湖の端の街ブリエンツから反対側の端の街インターラーケンオストまでは1時間程。
湖畔にはこのような小さな舟屋がたくさんあるところも。
ハルシュタットを思い出しました。
最後にこの橋の下をくぐりインターラーケンオストへ。
インターラーケンオストからは鉄道でラウターブルンネンに戻り、ユングフラウ地方最後の夕食を。
行きつけの店Restaurant Oberlandでラクレットのフォンデュを頼みました。
美味しかったのですがもっとポテトが欲しくなりました。笑
フィルスト
フィルスト・・・グリンデルヴァルトの北に位置するフィルストは眺めはもちろんのこと、ハイキングや様々なアクティビティも盛んに行われる。
今日はグリンデルヴァルトまで電車で向かい、そこからはゴンドラでフィルスト(First)を目指します。
この辺りのエリアの天気は朝は快晴で昼頃から崩れ急な雷雨となることが多いので出発は基本早朝。
グリンデルヴァルトからフィルストへのゴンドラ駅へ着き始発の時間帯のゴンドラに乗ります。
グリンデルヴァルトの街とその周りを取り囲む山並みを見ながら30分弱かけてフィルストへ。
頂上駅に着くと眺めの良いレストランと
眺めの良いベンチ、
眺めの良い展望台があります。
真下まで全部眺められる最高の展望スポットです。
ちょうど正面にアイガー北壁が望めます。
眼下には小さな集落が見えました。
周りに牛がたくさんいるので牧場かも。
フィルストはたくさんのハイキングコースの出発点になってます。自分は軽めの50分というのとドイツ語でゼー(see)は湖を表すので綺麗な景色を期待してバッハアルプゼー(Bachalpsee)までのコースをチョイス。
まずは登り。草原を上がっていきます。
道中左側は開けた景色が続きます。
右上に綺麗な弧を描いた飛行機雲がありました。
左奥の窪んでる辺りが目指しているバッハアルプゼー。
ヤギと遭遇しました。
そしてずっとあとを付いてこられ、ハイジになった気分になりました。笑
ヤギに気をとられていたら、知らない間に左手に奇妙な模様の芝が広がってました。
山の窪みが近づいてきました。
左手には下の方にグリンデルヴァルトの街が見えてきました。
フィルストの駅はだいぶ下になりました。
中々見慣れない緑の芝越しのアイガー。
バッハアルプゼーの手前でマーモットを見かけました。
とても臆病ですぐに巣穴に潜ってしまいました。
綺麗な花もたくさん咲いてました。
バッハアルプゼー到着。
なんと2つも湖がありました。
これが手前の湖。
水辺には白い花?かよくわかりませんが咲いていて湖の景色を一層引き立ててました。
こちらがもう一方の湖。
こちらは湖に反射する景色が綺麗。
山に湖はやっぱり映える組み合わせでした。
帰り道で名前のよくわからない動物を見かけました。家畜のようでした。
山の背景が似合う1頭の牛。
ゴンドラで下まで降りてきました。
ここがグリンデルヴァルトの駅前。
まだ時間も早く天気もよかったので寄り道。
ユングフラウヨッホの玄関口クライネ・シャイデックの駅前。
クライネ・シャイデックからユングフラウヨッホへ向かう鉄道。
という写真メインの寄り道をしてラウターブルンネンへ。